光文社文庫 光文社時代小説文庫
春淡し―吉原裏同心抄〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334778576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高齢の四郎兵衛に代わり、廓を御する吉原会所の八代目頭取を誰が継ぐのか。五丁町名主の話し合いは紛糾し、画策や探り合いが始まった。新春の吉原、次期頭取候補と目される神守幹次郎を狙い、送りこまれる刺客に、張られる罠。危機を覚えた幹次郎は、故郷の豊後岡藩藩邸を訪れるとともに、ある決意を固める。吉原百年の計を思い、幹次郎の打つ、新たな布石とは。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

119
主人公を吉原会所の次期頭取へどうかということで、今の頭取を含め町名主が集まります。その反対の急先鋒の人物が嫌がらせをし始めます。主人公は今回は受身で自然体でいきますがそうは問屋がおろさず事件に巻き込まれます。謹慎の処分を受けたりしながらも毎日を楽しんでいます。京都へ行くところで終わります。今年の10月頃から「新吉原裏同心抄」ということになるそうです。2019/06/27

初美マリン

114
多分ここで区切りだろうと思っていたが、やはり大きな変化を予感させて終わった、一段落です、読者も。2019/10/07

とし

90
吉原裏同心抄「春淡し」6巻最終巻。毎回時系列で物語が進むので読みやすいですね、今回は吉原会所の八代目の座をめぐっての物語、早くも6巻で完結ちょっと残念ですが、新シリーズ「新・吉原裏同心抄」が刊行されるようです楽しみにです。2019/08/17

やま

84
吉原裏同心シリーズの31作目 「吉原裏同心抄」シリーズ(第二期)6作目  第二期のシリーズは6作で終わりです。 2019.06発行。字の大きさは…中。 次作は「新・吉原裏同心抄」シリーズ(第三期)が、始まります。 毎回、読むのを楽しみにしている1冊です。 連載が終わらないでよかったです。 今回は、幹次郎が吉原会所の八代目の就任をめぐって駒宮楼と対立し、麻と幹次郎が京へ旅立つまでです。 やっと麻が、幹次郎への思いが遂げられそうだが……。 次作は、どんな展開になるのか楽しみです。2019/08/15

はにこ

34
吉原会所の後継者問題に揺れる。まぁ、すんなりと上手くいくとも思っていなかったけど大騒動に。そんな中、幹どのは吉原の勉強の旅に出ることを決意。勉強は良いけど、お供する人がねぇ。。汀女さんも何を考えているのやら。理解不能だわ。悲しい出来事は、あの人の訃報。分かっていたけど悲しいねぇ。2021/08/29

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