狐色のマフラー 光文社文庫

赤川次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334792374
ISBN 10 : 4334792375
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
追加情報
:
328p;16

内容詳細

爽香は、勤務する“G興産”に密かに吸収合併の話があることを知る。それには社長・田端将夫の秘書で愛人と噂される朝倉有希が関わっており、何かと目障りな爽香を陥れようとしているらしい。一方、爽香の裸体画を目玉展示とする“リン・山崎展”が計画されている“NK美術館”は、幽霊騒動に揺れていた…。登場人物が読者と共に年齢を重ねる大人気シリーズ!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あつひめ さん

    子供たちは成長し、大人は老いていく。毎回思うことだが、人間はこんなにも面倒くさい思いを心の中に抱えて生きているのかと。平凡に生きることの難しさを感じてしまう。心の中をペラペラ晒すことはないけれど、ここに出てくる人物たちは自分のことは二の次、三の次にする人たちばかりだから言わなくても伝わってしまう。今回は大女優栗崎さんの大活躍が嬉しかった。老いても凛とした様子がドラマ化したら誰が適役だろうと想像するのも楽しかった。人の過去は変えられないと小説でも実感してしまうこのシリーズ。次回も楽しみにしながら本を閉じた。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ラストがめっちゃ不穏。社長ったら。

  • はる さん

    今回はG興産の危機。社長の様子もおかしいし、その秘書となると更にあやしい。その上さらに身元まであやしい記者まで現れて合併の話しまで飛び出すしまつ。今後どうなっていくのだろう。

  • なな さん

    一年ぶりの爽香シリーズ。ほんとに毎年 楽しみに読ませてもらってます。赤川先生に感謝。登場人物がどんどん歳を取って 私も同じように歳をとり この関係が末長く続くことを祈ってます(笑)また来年。

  • すみっちょ さん

    社長はだんだん爽香が鬱陶しくなってきたのかも。自分より能力のある部下にこれだけ活躍されたら内心面白くないですよね。次は社長の女性問題を爽香が尻拭いする流れかな?それから、河村布子と早川志乃が仲が良いのがいつも不思議です。あかねも皆から可愛がられているようで。布子は嫌じゃないのかな。よく仲良くできるなぁ…といつも思います。今回も爽香は活躍しましたが、真由子の父親の件は解決したのでしょうか?新見琴江や金田夏子は今後も出てくるのかな?今回は話題が絞られていた分、全体的にスッキリしていて読みやすかったです。

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人物・団体紹介

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赤川次郎

1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年に『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されてい

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