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宮崎駿 夢と呪いの創造力 (竹書房新書) 新書 – 2014/7/24
南波 克行
(著)
日本映画界最大にして最後の巨匠・宮崎駿。
毎作100億円を超える興行収入を弾き出す未曾有のヒットメーカーにして世界中のクリエイター・観客から尊敬を集めるアーティストでもあるという、映画作家として理想の立場を維持しつづけられたのはなぜなのか。
稀代の天才の創造の秘密を、不遇といわれる初期から「引退宣言」にいたる晩年まで、時代と作品の変遷に沿って考察する。
「夢」と「呪い」を重要なキーワードとして、宮崎作品のダイナミズムと快楽を詳細かつ大胆に読み解き、新たな視点を創出する、ジブリファン、映画ファン必読の画期的な一冊。
毎作100億円を超える興行収入を弾き出す未曾有のヒットメーカーにして世界中のクリエイター・観客から尊敬を集めるアーティストでもあるという、映画作家として理想の立場を維持しつづけられたのはなぜなのか。
稀代の天才の創造の秘密を、不遇といわれる初期から「引退宣言」にいたる晩年まで、時代と作品の変遷に沿って考察する。
「夢」と「呪い」を重要なキーワードとして、宮崎作品のダイナミズムと快楽を詳細かつ大胆に読み解き、新たな視点を創出する、ジブリファン、映画ファン必読の画期的な一冊。
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2014/7/24
- ISBN-104812488087
- ISBN-13978-4812488089
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2014/7/24)
- 発売日 : 2014/7/24
- 言語 : 日本語
- 新書 : 223ページ
- ISBN-10 : 4812488087
- ISBN-13 : 978-4812488089
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,161,859位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,974位サブカルチャー (本)
- - 6,830位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 72,343位新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきにもあるように、映画マニアのこじつけ評論の域を出ない。
2014年7月26日に日本でレビュー済み
古代人には私有財産という考え方はなく従って『子作り』の手段も共有されていたというのが社会学の教えるところである。簡単に言えば『乱交』状態であった。そこからやがてたくさん子供を産める強い女が権力を握る母系社会へ移行する。そして生産手段の向上と外敵への備えから男系社会へ移行する。
『アナ雪』のキリスト教的な一神教に基づいたフェミニズムでなく日本的なアニミズム的な多神教に基づいたフェミニズムが宮崎アニメにはある。ディズニーアニメを宗教的な救済を目的とするなら宮崎アニメは原始的な呪術の世界である。そこには論理的な救済はなくただ『夢と呪い』で幻惑するだけである。
そこでは女性を私有財産として見るか否かという違いがある。神の私有財産という考え方が女性権利の確立には必要となる。少なくとも近代的な社会では。
宮崎アニメには女性を社会の共有財産と考えるフシがありそのような『原始共産制』への憧憬が人気の秘密なのだろう。それは近代社会を根本から否定する犯罪的な考えだからこそ人々を魅了して止まない。
西洋では『魔女狩り』によって代償される乱交社会への憧憬が宮崎アニメにも『聖女の零落』というモチーフで代償される。と言ってもそれは宮崎アニメに限らず『プリキュア』など典型的な日本アニメで繰り返さるpatternであり日本人を革命への欲求を擬似的に代償させるものである。
しかし同じ原始共産制を目指したポル・ポトが何をやったかは皆さんご存知の通り。爪先を彩ることで身体全体へ影響させる『ネイル・アート』のように部分から全体へ波及させる力の作用が呪術とするなら宮崎アニメの危険性も自ずと理解できよう。
『アナ雪』のキリスト教的な一神教に基づいたフェミニズムでなく日本的なアニミズム的な多神教に基づいたフェミニズムが宮崎アニメにはある。ディズニーアニメを宗教的な救済を目的とするなら宮崎アニメは原始的な呪術の世界である。そこには論理的な救済はなくただ『夢と呪い』で幻惑するだけである。
そこでは女性を私有財産として見るか否かという違いがある。神の私有財産という考え方が女性権利の確立には必要となる。少なくとも近代的な社会では。
宮崎アニメには女性を社会の共有財産と考えるフシがありそのような『原始共産制』への憧憬が人気の秘密なのだろう。それは近代社会を根本から否定する犯罪的な考えだからこそ人々を魅了して止まない。
西洋では『魔女狩り』によって代償される乱交社会への憧憬が宮崎アニメにも『聖女の零落』というモチーフで代償される。と言ってもそれは宮崎アニメに限らず『プリキュア』など典型的な日本アニメで繰り返さるpatternであり日本人を革命への欲求を擬似的に代償させるものである。
しかし同じ原始共産制を目指したポル・ポトが何をやったかは皆さんご存知の通り。爪先を彩ることで身体全体へ影響させる『ネイル・アート』のように部分から全体へ波及させる力の作用が呪術とするなら宮崎アニメの危険性も自ずと理解できよう。
2021年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電子版ではすでに入手済み。注や引用用に再度紙版を購入しました。内容として素晴らしい限りで宮崎作品への鋭くしかも愛情深いオマージュに満ちています。テーマ(夢と呪い)も文体も美しく大変参考になりました。