宮崎駿の地平 広場の孤独・照葉樹林・アニミズム 叢書L’ESPRIT NOUVEAU

野村幸一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784893591036
ISBN 10 : 4893591037
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
20cm,235p

内容詳細

宮崎駿は創作活動を通じて、現代の社会にどんなメッセージを送ろうとしているのか。彼の様々な発言や講演記録、対談、エッセイなどを通して、作品に込められた、透明で深く激しい祈りの思索を理解しようとする試み。

【著者紹介】
野村幸一郎 : 1964年生まれ。立命館大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)、京都橘大学教授、日本近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ありんこ さん

    照葉樹林文化という言葉をはじめて知りました。宮崎アニメから監督が意図しているものを探っていく過程が興味深かったです。

  • Twin* さん

    宮崎駿の思想と映画をしっかり繋げてくれた本でした。また、アニミズム思想など、子どもの頃は捉えやすかったため、当時のような新鮮な気持ちでもののけ姫を考えることができました。物語の結末はここに回帰すると、少し難しいジブリのお話に着地点を見つけることが出来たので、読んで良かったです。

  • ひろ さん

    共同体の境界面で、何かへのコミットメントではなく自らの意志に基づいて正義を実行する主人公(ナウシカ、ポルコ・ロッソ、ハウル、アシタカ)という宮崎の長編アニメに通底する存在や宮崎の中にあるアニミズムの感性への言及、単なるエコロジストとは一線を画す宮崎の技術文明への思慮など興味深い論考だったが、最も印象に残ったのは、宮崎駿の作品における自立とは、他者を手段として用い自己の欲望を達成することではなく、他者との連携を企図する、優しく逞しい人である(カントの格率に従って生きる人である)こと。

  • homkithi さん

    数多ある宮崎駿監督分析本を読むにつけ、今もなお作品を作り続けている人を研究対象にするのは難しいなあ、と。過去の言説から、時代の異なる作品を分析することはどこまで妥当なのかと、チラと思いました。ともあれ宮崎の作品と堀田善衛の『広場の孤独』との連関について述べた一章が興味深かったです。と言いつつ恥ずかしながら堀田善衛作品は未読なので読んでみます。あと妙に頭にこびりついたのがポランニーの「地獄の挽き臼」という表現。

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