原作の連載と時系列が大幅に違っていたり、色々と設定に相違があったり(バベルのビル等)、アニメならではのオリジナル回が含まれていたりと、TVアニメ版独特の流れがありますが、ギャグ&パロディ有り、シリアス有り、お色気有り等々、原作者である椎名高志節が良く表現された良作アニメです。
本編を鑑賞していると、『GS美神』のアニメ版とのコラボや、『ハヤテのごとく』のキャラがちょこちょこ出て来たり、原作者の他の作品のキャラ(GS美神の12神将がぬいぐるみになっている、美神がフィギュアになっている等々)がチラホラ出て来たりしています。
他にも、『ガ○ダム』のギレンとドズルのネタ(27話)や、ティム・トイ登場回(42話)に『マク○ス』ネタ、等々。
他にも色んな特撮のオマージュがあったりと、知っている人ならば、にやりと笑みを浮かべるシーンがふんだんに含まれていますw
TV版本編の内容としては、原作の序章部分である小学生編までです。
OVA版は中学生編の物語がそこそこ進んだ状態でのものなので、TV版しか鑑賞していない場合では、正直「?」となる内容です。
ですが、成長した絶チルキャラ達(新キャラ含む)が、オールキャストで登場するので、TV版鑑賞後の嬉しいオマケではあります。
お値段としては、ユニバーサルのアニメ廉価ボックスの枠組みでの発売なので、TV版全話(定価85000円以上)とOVA版(ブルーレイ版6300円)が、TV版の画像がHD画質(1080)にグレードアップした仕様で、定価37800円(実売30000円を切るお値段)です。
DVD版よりも画質アップ&コンパクト仕様なので、『絶対可憐チルドレン』ファンならば、購入して損は無い商品です。
特典としては、商品画像にあるボックスとブックレット(イラストギャラリーと各話解説)ですが、多くを求めない方ならば普通に満足できるものです。
映像特典はTV版&OVA版のノンテロップOP・ED(Ver違い含む)。OVA版のみコメンタリーが入っています。
リアルタイム視聴・DVD視聴はしていませんが、本編の画質としては、ブルーレイとしては輪郭が甘目の画質です。その為、遠景でのチルドレン達の表情は少し判別し難いです。
DVD画質よりは確実に良いのでしょうが、昨今のブルーレイ画質としては中の下といった所です。
ディスクは、1-7が7話収録。
8がTV版3話、特別編(総集編的な回)、OVA、映像特典(ノンテロップOP,ED)です。
『絶対可憐チルドレン』は、今回のTV版&OVA版のみならず、スピンオフで『THE UNLIMITED 兵部京介』が既にブルーレイボックスで発売されているので、未視聴のそちらも近いうちに購入しようと思っています。
原作の漫画版も十分に面白いのですが、やはりアニメーションならではの魅力も堪能したいので、是非とも物語が加速し始める中学生編を作って欲しい所です。