![NHKのおかあさんといっしょ 2017年 04 月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61X9zmQauqL._SX342_SY445_.jpg)
上の子が今年9歳になります。我が家が「おかあさんといっしょ」を観始めた時、そこには既にだいすけお兄さんがいました。
子育てはほんわか楽しい時ばかりではありません。
我が子の愛しさは何にも替え難い。それは揺るがないのだけれど、それでも辛い時がある。
苦しい、むなしい、でも誰にも相談できない。母親でありながら自分は何と未熟かと反省したり、なぜ私だけが追い詰められるのかと他人のせいにしてみたり。つい子どもに声を荒らげ、涙が止まらない時もありました。
もう何もしたくない、と家事も仕事も後回しにして、子どもにはテレビを観せておいて……
テレビの中でお兄さんお姉さんが笑っている。
それを見て、泣いてたうちの子も笑ってる。
何さケロッとしちゃってと思いつつ、私もムスッとした顔でソファにふて寝したまま、画面をぼんやり見つめる。好きな歌を一緒にボソボソと口ずさんでみたりする。
メイクばっちりで歌い踊るお兄さんを観て、思わず子どもと一緒にクスクス、プッと笑い、それで気持ちがほどけた事もあったなあ。
だいすけお兄さんの「おかあさんといっしょ」は、私の育児のそばにいつもいてくれた、心強い味方でした。
そのだいすけお兄さんが番組を卒業される。
大袈裟かもしれませんが、私にとっても子育ての一つの時代が過ぎ去るのだなあ…と感慨深く、寂しいです。
雑誌には、今年度の月の歌が写真と共に紹介されています。
お兄さんのシールもたくさん。巻末にはお兄さんの直筆メッセージなども載っていて、最後の収録を終えた時の感極まった様子を垣間見る事もできます。
高校生の時から歌のお兄さんを夢見て努力を重ね、夢を叶えた方だというのは今や有名な話ではありますが、その逸話にふさわしい、完璧なお兄さんでした。
爽やかな歌から、濃いメイクのコミカルな歌（パンパパパンとか、すずめのサンバ、最近のカッパのも）まで、大好きでした。
だいすけお兄さん、ありがとうございました。
テレビを通して、ずっと支えて頂きました。
今後の御活躍も応援しています。
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