本巻はもちろんDXの朴念仁っぷりを再確認しつつ二人の行く末に思いをはせるのが正しいとは思うのですが。
私はディアの台詞に心をぶん殴られたのでした。
自分が騎士だと言うことではありません。
仕事をしていく上で、先王の専横を許してしまったアトルニア騎士団と同じように、自分が至らなかったことで余計な苦痛を味わったかもしれない人たちが、確実に存在します。
罪滅ぼしという意識があったからこそ、勉強し、技術を蓄え、過去の自分より確実に成長したという自負はあります。
でも、反省、後悔を口にするくらいなら、過去に迷惑をかけられた全員に土下座して謝罪しろ、と言われたこともあります。
「あなたの行動は、罪滅ぼしだけではなく、ちゃんと世の中の役に立ってるよ』
と自分に言ってもらったような気がしました。
オズモおじさんに感情移入して読んでしまう理由もわかりました。描き下ろし小冊子ではカッコよい大人の姿も描かれます。
読んでて良かったです。これからも読んでいきます。
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