手塚治虫扉絵原画コレクション1971‐1989

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  • サイズ A4判/ページ数 319p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784768309292
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0072

出版社内容情報

漫画単行本には収録されていない雑誌連載時の扉絵を中心に収録!

 2018年に生誕90周年を迎えるマンガの神様・手塚治虫。生涯で15万枚の漫画原稿を描いたと言われる中から、扉絵だけを集めた作品集です。資料としても希少性が高く、なおかつ手塚作品をアートとして鑑賞できる内容になっています。2冊シリーズの後編となる本書は、手塚が漫画家として円熟期を迎える1970年代から、惜しまれながら世を去る1989年までの作品を収録しました。
 連載漫画や単行本の冒頭にタイトルとともに入れられる扉絵は、大胆な画面構成など読者の目を引くためのさまざまな工夫が凝らされており、手塚作品のもう一つの魅力が凝縮されています。特に雑誌連載時の扉絵は、単行本ではほとんどカットされてしまうため、本書で初めて収録される貴重なものも多数あります。また、現在は絶版となり入手困難になっている単行本の扉絵も収録しました。
 原画が現存するものに絞り、2000点を超える候補の中から厳選した約850点を収録。大々的にクリーニングが施された近年の復刻漫画とは一線を画し、補正は最小限に留めて、原画の傷みや修正跡、経年変化による変色などもあえて「風合い」として生かし、モノクロ原稿もフルカラーで掲載しています。これにより、年月を重ねた歴史とともに作者の繊細な筆致や息遣いが感じられる、まさに原画ならではの醍醐味をお楽しみいただけます。
 巻末には手塚治虫の元マネージャーと、手塚作品の貴重な原画資料を管理する責任者のインタビューを掲載。関係者の証言から、手塚の仕事ぶりや扉絵に込めた想いを浮き彫りにしていきます。初期から中期までの作品を収録した既刊「手塚治虫扉絵原画コレクション1950-1970」と合わせ、ぜひお手元に!


手塚プロダクション[テズカプロダクション]
著・文・その他

内容説明

本書は、手塚治虫が遺した膨大な作品のなかから、各作品の扉絵に着目し、手塚プロダクションに原画が現存するものに絞って作品を選出(本書では1970年以降89年にかけて連載された作品を厳選)、資料性は勿論のこと、鮮やかな色彩やタッチの変遷、ロゴタイプの魅力を一望出来る作品集として構成している。収録にあたっては、執筆時の息吹が感じられるよう、敢えて過剰な補正をせずに、原画ならではの質感を重視し、描線の躍動感や色彩感を再現するよう編集した。扉絵ならではの一枚絵としての魅力が感じられるファン待望の作品集である。

目次

70’s(百物語(「ライオンブックス」)
モモンガのムサ(「ライオンブックス」)
コーラプス(「ライオンブックス」)
おふくろの河(「ライオンブックス」)
マンションOBA(「ライオンブックス」) ほか)
80’s(山太郎かえる;ユニコ(学年誌版)
いないいないばあ
鉄腕アトム(学年誌版)
こじき姫ルンペネラ ほか)

著者等紹介

手塚治虫[テズカオサム]
1928年11月3日、大阪府豊中市生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。大阪大学医学専門部卒業。医学博士。1946年「マアチャンの日記帳」でデビュー。1947年「新寳島」が大ヒット。以来、日本のストーリー漫画の確立に尽くす。また、アニメーションの世界でも、大きな業績を残している。1989年2月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ショア

24
手塚治虫の原画集。70s-80sの扉絵を収録。シリアスなものからコミカルなものまで。和風な時代物から未来的なものまで様々な作風が垣間見れて楽しい。知らない作品が多いなと思ったら単行本かされていない作品を多く掲載しているとのこと。少年誌の連載だからか裸の女性が多い気がする。しかしユニコのネーミングセンスは秀逸。巻末の手塚プロダクションの方の当時のこぼれ話も面白い。2023/09/03

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